山下商店

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スイカの整枝(せいし)芽かき作業見学

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約 4 分

いつもそこには人がいる

ふくいの「良いもの」をつくるためにもくもくと作業に取り組む人達がいます。そんなこだわりの逸品をみなさんにお届けし「ふくい」を知っていただく事が山下商店の目的です。


苗を植えて約1か月、ビニールトンネルをとり、枝を正しい方向にわかける整枝(せいし)の作業を見学しました。この作業がおわると全体の85%はできたという新井さん。どのような作業なのか覗いてみましょう。

ビニールトンネル外し

ビニールは毎年利用するので綺麗に外し保管します。風が強いので身体が引っ張られます。
トンネルの中に所せましと育ってます。
ツル先が上にむいているものが元気の印だそうです。ピンとたって立派な成長を見せてくれる予感がしました。

スイカの床どこ

スイカの床どこに新井さんは布を使います。藁(わら)を敷くのが一般的ですが、布の方が再利用もできるしリーズナブルのようです。

正しい方向に枝を分ける

苗が大きく育ちツルが何本も出ています。ツルが絡まってますので痛まないように左右にわけて寝かせます。この方向にすくすく育ちますようにと願いを込めて丁寧に整枝の作業をすすめます。
今年は山下商店からまさえさん、清子さんも参戦。清子さんも新井さんに教えてもらいながら作業を進めます。
枝を分ける作業中にツルが痛んでしまう事がよくあるので丁寧に丁寧に優しく枝分け。

もう少し育つと「芽かき」といって細い枝をとり栄養が集中するようにコントロールする作業が入ります。

受粉のしくみ

 

ツルを見ていると小さい雄花と雌花を発見。受粉の仕組みを伺いました。

お腹がポッコリしていのが雌花ですでにスイカっぽいですよね。この部分が大きくなっていくようです。
すっきりしているのが雄花。
雄花の花粉が雌花に受粉してスイカが大きくなっていきます。写真はわかりやすくくっつけてますが、本来はミツバチが畑を飛び回り受粉させてくれます。畑にはすでにミツバチが飛んでいました。

新井さんの農業ワンポイントレッスン!

Q:除草剤について教えてください。
A:ウリ系の場合、ツルと同じくらい長く土の下に根がはっているそうです。雑草を枯らす除草剤をまくとその近辺まで作物の根がはえている可能性がありますので作物に良くないです。スイカが病気(炭疽病)にならないように栄養も兼ねての農薬はまきますが除草剤は使わないように黒マルチや黒い布の床どこにしてスイカに影響がないようにしています。
新井さんの畑には除草剤をまなかいからかカエルも遊びに来てました。

芽かき作業へ

整枝作業から約1週間。芽かき作業をしていると連絡があり取材してきました。これからは日中の気温もどんどん上がるため早朝作業。朝5時半に起き7時には現地入り。すでに新井さんは芽かき作業を始めてました。
 

一週間たつとツルもわかれ、整枝の作業がわかりやすいですね。左右に枝が分かれてツルが伸びているのがわかります。

「芽かき」作業は不必要なわき芽を摘み取ることで栄養の分散と込み合っている枝を除いて風通しをよくし、病気になりやすい環境を作らない事を目的としています。

写真中央の細い茎(芽)を切る事で雌花のある方へ栄養を集中させます。

 

「受粉した」とスイカからのメッセージ。

 

雌花は上をむいてミツバチが花粉をつれて来てくれるのを待っています。

ミツバチ(写真中央)が畑で飛んでまわり雌花に受粉させます。

受粉すると雌花は下をむき

花はしぼみます。これが「受粉した」というメッセージだそうです。

 

ツル先をそろえる

根から数えて6、7節単位で雌花が咲きスイカがなりますが、6節目のスイカは栄養が行き過ぎて肥大して変形、中が空洞になりやすいので販売はできません。12節、18節に出来たもので良質なものを収穫します。
写真は6節目にできた1番目のスイカ。これは肥大し空洞になりやすいので切って処分してしまいます。
写真ではわかりにくいですが、6節、7節間隔で雌花がなってます。
黒マルチの右側にある青いステッチあたりにスイカがなるようにツル先を並べていきます。
 
新井さんはもくもくと作業を続ける。芽かきをし刺激をあたえながら美味しいスイカがなるよう願いを込めて。
ちなみに下の写真は6節目に出来たオレンジスイカ(写真上)と種無しスイカ(写真下)。かわいらしいですね。

最後に

受粉して40日、積算温度1200度で収穫ができるそうです。
20日で大きくなり(1次肥大)、残りの20日で中身が熟れだします。しかし、後半20日の間に雨が降ると2次肥大で空洞になり割れてしまう事も多いそうです。僕たちが目にする「スイカ」になるためには天候に左右されるこんなに多くの条件を潜り抜けて届くんですね。
大切に感謝していただきたいものです。

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