山下商店 山下善久です。
山下商店で扱っている梨は福井県あわら市の梨園「よねくら」さんの梨なんですが、みなさんに購入いただいているものは、梨の木のオーナーになり、そこから収穫したものをおだししています。食べごろの梨などよねくらさんに教えていただきながら収穫しています。
スーパーで購入する梨は出荷まで約3日、お客様が購入して食べるまではもう少しかかるかもしれません。これを逆算して収穫していくとあまり「おいしくない」状態のものもあるようです。
おいしい状態で出荷するとお客様が食べるまでに1週間ちかくたったものになりますので、中が熟れすぎの状態になりおいしくないのです。
ですので、食べごろの物をすぐに食べる。食べられる量を食べごろの時に購入すると言うのが理想の形であり、産地で食べるのが一番おいしいという理由なんですね。
山下商店でも食べごろの梨を収穫するのですが、時間がたつとどうなっていくのかを少しご紹介しましょう。
梨をずーっと放置すると中心から熟れていき黒くなっていきます。ではどうやって中の状態を見分けるのでしょう?
こちらが梨のヘタが上にある状態です。それを下向きにして見ましょう。
こちらが逆向き(下向き)になった梨です。
2,3時間もすると中から蜜が出てきます。
それを切ってみると下の写真のように中は熟れすぎの状態。味も悪い。
蜜が出てこなければまだ中は大丈夫です。
下向きにしておいて蜜が出てこないうちに食べてしまってください。
熟れた状態で収穫し、スーパーに出荷するとこんな状態になってしまうから美味しくないけど早めに収穫になってしまうんですね。
①産地で食べる。それが一番贅沢。
②それが無理なら食べられる量を食べごろの時に購入する。
それがよさそうです。
ちなみに下の写真が梨にでる病気です。上が大きな黒いシミのような感じで広がるもの。下が、ちっちゃな斑点が広がるものです。どちらも表面からですので皮をむいて痛んだ部分を削除して食べることはOKですが、ほおっておくと梨全体が傷んでしまうのでお早めにという事だそうです。