三国の新井さんがつくる東尋坊スイカは山下商店で「爆弾スイカ」として人気ですが、今回は栽培方法をじっくり取材させていただきました。ぜひご覧ください。昨年は天候不順もあり7月末の販売会には糖度がギリギリだったこともあり、今年は10日ほど例年より前倒しして栽培をしてみるとの事。毎年こんな感じで栽培してたんですね。
入念な打ち合わせ
スイカを作り続け20年以上の経験をもつ新井さん。まずはスタッフに作業工程を説明。畑のサイズを測り、どのように苗を植えるかを指示。
土壌づくりとビニールトンネルづくり
まっすぐに肥料をまき、トラクターを走らせられるよう記しとなる紐を引く。
4種類の肥料とコシヒカリの米ぬかをまく。
その上をトラクターで耕していく。肥料をまくチームと1列違いで連携プレー。いつも笑顔と冗談の多い新井さんだがこの時は目が真剣!
その次は青いトラクターに乗り換えマルチと呼ばれる黒いビニール幕を張るための溝を掘る。
マルチ(黒いビニール幕)を張る前に給水用のホースを引いてからマルチを張っていく。
新井さんの指示のもと、山下商店スタッフのまさえさんもビニールトンネルのお手伝い。竿をどのように張っていくのかを習っています。
まずは片方だけ等間隔で刺していきその後反対側も作業します。
スイカの苗植え
黒い鉢が種無しスイカ、金色の苗がオレンジスイカです。種無しスイカの苗はそのままでは実がならないため、種のある苗を一緒に育てる事で受粉するそうです。
80cm間隔でビニールトンネルの竿を張り、その中間に苗を植えていきます。マルチの下、中心ラインには給水ホースが走っているため、少しずらして植えていきます。
ここで新井さんのワンポイント農業レッスン!
Q:野菜を育てるときの土壌は気になるところですよね?どんな土壌が野菜に適しているかわかります?
A:根菜を育てるときは水はけのよい砂地で育てましょう。根腐りしません。逆に赤土は水はけが悪い分、肥料が残るので土の上に実のなるお野菜が良いそうです。
ビニールトンネル完成まで
完成まであと一歩。上からビニールを張る作業です。
ビニールを張りながら風で飛ばないよう、土をかぶせながら進みます。終わりが見えてきたのか笑顔もこぼれてきました。
完成!みんなでガッツポーズ!
まとめ
この作業を毎日繰り返します。この作業ができれば6割は作業は終わったと新井さん。7月末にはお客様の満面の笑顔を見るために丁寧に、大切に育てます。スイカが育ってきたら途中リポートさせてもらいますね。お楽しみに!